[本屋さんへ行こう]

あゆみBooks(台場)  お台場地区唯一の書店。UCカード及び昭和シェル石油本社のビル2階にある。ベローチェを経営しているシャノアールの子会社だけあって、喫茶店が併設されている。休日になるとよく出掛けるのだが、人文書に関してユニークなモノが置いてあることもある。「こともある」といったのは、あくまで「偶然」だということで、それ以外は普通の本屋と変わらない。あえていえば人文書・美術書が比較的揃っているというところか。場所柄、トラベル系・お薦めスポット案内が入り口付近に並ぶ。
Book1stお台場店(台場)  この書店ができたことにより、あゆみBooksがこの地区唯一の書店ではなくなった。昨年オープンのアクアシティ4階。3月のはじめにわが家にチラシが入りここのオープンを知った。渋谷においてそれなりに意気込みを感じる書店を展開しているブック1stだけに、自称本屋マニアのわたしはきょうの日(3月20日)をこころ待ちにしていた。しかし、店舗の規模は中堅書店並み。まぁこれは仕方がないとして、棚(品揃え・プレゼンテーション)も渋谷の意気込みはどこへいってしまったのだろうという感じ。六本木にある熊沢書店みたいである。立地にめぐまれながら、その特性をモノにし個性化が図られていない。はっきりいって失望した。顧客の動向を踏まえて棚づくりをしていくのかもしれないが、話題のスポットなだけに、単に雑誌・文庫・資格モノといったお決まりのものを置くばかりではなく、童話・絵本、アウトドアなどファミリー対象の本を積極的に提案し、個性化を狙ってほしいところである。
文教堂新橋店(新橋)  わりと遅くまでやっているので、研究会の帰りなどに寄ることの多い書店である。全国に200店舗を数える日本最大規模の書店チェーン。店舗は比較的大きくそれに見合った棚になっている。ビジネス街であることからか、ビジネス書・文庫・雑誌などは新刊を中心に比較的充実している。この書店の新横浜店はコンピュータ関連書籍で有名だが、ここもまぁまぁ。近くにある三和総研の本が他店に比べいち早く並ぶことや、弱小出版社のユニークな本が時として平積みされるなど不思議な企画が打たれることがある。まぁ、わずかながらこんなところにマニアックな喜びを感じさせてくれる書店である。なぜか、エクセルシオール・カフェが併設されている。
三信書店(日比谷)  わたしが仕事場にしている喫茶店の並びにあり、もっとも日常的に顔を多く出す書店である。たいへん狭い店内で、所狭しと本が"詰め込まれている"。店作りのプロに言わせると、きっとそれほど評価は高くないのだろうが、しばしば「何故、こんな学術書がおいてあるの」という本に出会うこともあり、公に出版はまだなのにすでに店頭に並んでいたりすることもある。常連になると神田村にその日のうちに取りに行ってくれる。場所柄、経済・金融・法律関連の本も要点を押さえた品揃え、宝塚の関連本もしっかりしている。わたしの専門である法律関連の本をはじめ、本の品揃えにいろいろと注文をつけることができる数少ない書店の一つである。個人的にはここの店主の本の包装が職人を感じさせてくれ、好きである。
dan(談)浜松町店(浜松町)  浜松町駅につながる産業貿易センタービル別館の2階にある。ワンフロア―の規模は日本最大級とあって、非常に広い。わが国の大型書店は、7階〜8階建てと垂直的な方向に規模を拡大していく傾向にあるが、やはりワンフロアーの魅力にはかなわない。とても買い物がしやすいのである。置いてあるアイテム数でもそれなりのモノを持っているが、この書店の惜しい点は、分野別の棚の配置がいまいちなことである。ビジネス書の近くに社会科学がなく、理工学書があり、なのに社会学などの本ははるか向こうにあるのである。近々完成の丸ビルに3000坪規模の書店ができると噂されているが、必要なのは、ワンフロアーで展開する際のノウハウの蓄積なのかもしれない。


=>[日々雑感]
=>[home]