コンピュータ講座

2003年5月開講のご案内

★ 2003年度講座は終了致しました.


パソコンによる統計学・計量分析

基礎からの復習と実践的活用(統計処理ソフトMatlab, Rの入門とTSPの活用). 内容は大学院修士課程(主に商学研究科・経済学研究科)で行うコアコースにつながるよう構成されています.


期間

平成15年5月12日(月),5月15日(木),5月19日(月),5月22日(木) 各日6時限(18:00~19:30 ) 計4時限 (講義・演習あり)

場所

三田 大学院校舎3階 パソコン室(321A-B)

受講料

5,000円(教材配布の費用として)

募集人員

25名 (対象は本塾在学生・大学院生のみ) 募集対象は在学生のみです.

申込場所・連絡先

慶應義塾大学産業研究所事務室(大学院校舎8階)
電話 03-5427-1597
企画:慶應義塾大学産業研究所 教授 早見 均


講座内容

内容は前回の経験を踏まえて修正いたしました.

第1日:統計学の基本とデータの収集とその処理

目的:学部で勉強した統計学の基本をもう一度復習し,Websiteの利用によるデータの収集と加工がおこなえるようにする.

カリキュラム予定

記述統計の処理,確率分布,正規分布とそこから誘導される分布について,仮説検定,推定量の性質をおさらいする.最尤法についてもチャレンジしてみる.

公表データから統計学の基本ツールをMatlabなどの統計処理パッケージを使ってグラフィックに演習を行う.

講師:産業研究所 早見 均

第2日:回帰分析の基礎

目的:基本的な回帰分析の処理と各種の統計量の読み方をマスターする.ダウンロードしたデータをその他のツールであるTSPなどで読み込んで処理しつつ,どのようなツールがもっとも効率的にデータを加工処理できるかを知る.

カリキュラム予定

回帰分析(重回帰分析),回帰分析に関する検定(回帰係数の検定)

演習形式で問題をこなす.前回できなかった部分についても必要とあらば説明する.

講師:産業研究所 特別研究員 山本悠介

第3日:回帰分析の応用

目的:回帰分析をただしく利用するためには克服しなければならない条件がある.3日と4日はその条件について詳しく解説すると同時に演習問題を通じて使い方を習得する.

カリキュラム予定

回帰残差についての検定:自己相関・不均一分散,制約付最小2乗法,GLS

講師:産業研究所 特別研究員 山本悠介

第4日:時系列分析の課題

目的:経済では時系列データを扱うことが多い.そのため特有の問題点に気をつけなければならないことがある.ここでは導入としてUnit Rootの検定,CointegrationとError Correction Model(ECM)について分析例を通じて理解する.

カリキュラム予定

みせかけの回帰,部分調整モデル,誤差修正モデル(ECM)などの例をデータで学習する.

TSPを使って推定,検定を行う.

講師:産業研究所 特別研究員 中野 諭