経済部門（Keio Economic Observatory）

�T.「市場理論」に関する実証研究プロジェクト
�U.「労働市場理論」に関する研究プロジェクト
�V.「統計的方法」に関する研究プロジェクト
�W.「投入−産出分析」に関する研究プロジェクト
�X.「国際貿易・直接投資」に関する研究プロジェクト
�Y.「環境」に関する研究プロジェクト
�Z.「不確実性下の経済行動」に関する研究プロジェクト

�T.「市場理論」に関する実証研究プロジェクト

• 井原哲夫『愛は経済社会を変える』東洋経済新報社，1995年7月
• 黒田昌裕「環境保全の政策手段と対応コスト−IPCC WG3の議論を踏まえて−」（論説）（"Alternative Policy Instruments for Global Climate Change : A Report based upon IPCC WG3 Discussion"）,『エネルギー・資源学会誌』,Vol.16,No.2,1995
• 黒田昌裕「経済審議会企画部会に参加して−21世紀の日本経済の指針を求めて−」,『ＥＳＰ』,No.286,1996年2月
• 黒田昌裕、他「アジアにおける直接投資の動向とわが国機械工業の国際競争力」,産業研究所委託研究報告書,1995年
• Masahiro Kuroda, Koji Nomura, Nobuyuki Kobayashi and RCGW, "Reduction of Corbon Dioxide Emission and Its Distributional Impacts", The JDB Symposium on the Environment and Sustainable Development in Hakone,November 6-8, 1995
• Masahiro Kuroda and Koji Nomura,"Spillover Effect of TFP Growth and Structural Change: 1960-1990 in Japan",11th International Conference for Input-Output Techniques in New Dehli,India,November 27 - December 1, 1995
• 早見　均「市場開放と経済効率---平均費用関数の推定---」『日本経済研究』No. 31, 1996年4月，pp.109--130．
• 早見　均「看護労働供給のパターン---既婚女子の労働供給との比較---」{\it Keio Economic Observatory Occasional Paper}, No. 37, March 1996.
• 早見　均「東京の産業と雇用---その変貌と将来への期待---」『経済と労働 '95労働特集II』東京都労働経済局，1996年, pp. 2--10．
• 早見　均「規制緩和が労働市場にあたえるインパクトは何か」『労働研究所報』No.17, 東京都立労働研究所，1996年3月, pp.36--47．
• 早見　均「2010年日本とアジアの産業連関」『2010年の産業と雇用』第7章 (財)連合総合生活開発研究所，1995年10月．

�U.「労働市場理論」に関する研究プロジェクト

• 島田晴雄・南条俊二・近藤 剛・竹森俊平・田村次朗(1995)，『ストップ・ザ・日米摩擦』三田出版会
• 島田晴雄(1995)，『ジャパン・クライシス』講談社
• 島田晴雄(1996)，「司法基盤の強化と法曹人口の増員」『ジュリスト』1083号、有斐閣
• 島田晴雄(1995)，「規制緩和を矮小化するな」『諸君！』第27巻第3号、文芸春秋
• 島田晴雄(1995)，「デフレ経済論批判」『諸君！』第27巻第10号、文芸春秋
• 西川俊作(1995)，「幕末期貨幣流出高の藤野推計について：批判的覚書」Keio Economic Observatory Discussion Paper,No.38
• 樋口美雄(1996)，『労働経済学』東洋経済新報社
• 樋口美雄(1995)，「雇用政策――社会全体としての雇用安定を求めて」香西泰編『21世紀への経済政策――戦後50年の検証から』日本経済新聞社
• 樋口美雄(1995)，「「専業主婦」保護政策の経済的帰結」八田達夫・八代尚宏編『「弱者」保護政策の経済分析』日本経済新聞社
• Higuchi, Y., "Trends in Japanese Labour Markets ; What Balance between External and Internal," {\it Japanese Labour Market}, edit. by Seko and Sato, London School of Economics Press, forthcoming.
• Higuchi, Y., "Higher Education and Income Distribution in Japan," {\it Income and Wealth Distribution in Japan}, edit. by Ishikawa, T. Oxford University Press, forthcoming.
• Higuchi, Y., "The Effects of Income Tax and Social Welfare Contribution on Labor Supply Behavior in Japanese Married Women," {\it Journal of U.S. and Japan Women Association,} Stanford University, forthcoming.
• 清家　篤(1995)，「プロを“時価”で雇う時代の就職とは・・・」『週刊エコノミスト』第73巻第25号
• 清家　篤(1996)，「貢献・能力要素の比重増大、個別賃金決定のルール他を」『週刊エコノミスト』第74巻第2号
• 清家　篤・阿部正浩「高年齢者雇用と賃金・退職金制度についての経済分析」『平成7年度労働市場研究委員会報告書』
• 小尾恵一郎・宮内環　7年度は、かねてより具体化と検証の作業を進めてきた労働市場の順位均衡モデルの、1人口群2部門モデルを、横断面的に観測される多様な経済発展段階における経済体系に適用して経済発展の進行と分配の機構を叙述する理論構成についての検討を進めた。従来より準備を進めてきた各地域における雇用および賃金に関する観測資料の整理と、労働市場のモデルの需要と供給の各々についての構造方程式についての検討を行った。
• Obi, K.(1995), "An equilibrium Model of continually Heterogeneous Labor Market," {\it Keio Economic Observatory Occasional Paper,} E.No.14.
• Obi, K.(1995), "Measurement of Distribution of Reservation Wage Using Household Data: Price of Labor from Preference Maps for Income and Leisure," {\it Keio Economic Observatory Occasional Paper,} E.No.15.

• 日本の世界政治経済における長期展望シミュレーションと政策分析
• 人口構造の歴史的変化と分配システムの改革
• グローバルな市場競争の浸透と企業および経済システムの対応

�V.「統計的方法」に関する研究プロジェクト

• Maki, A. et.al,(1995), "Lifecycle Simulation Based on the Feedback System and the Choice Switching Time for the Period Model," {\it Mathematics and Computers in simulation, 39.}
• 蓑谷千凰彦(1996)，『計量経済学の理論と応用』日本評論社
• 蓑谷千凰彦『計量経済学』数量経済分析シリーズ第1巻、多賀出版（近刊）

�W.「投入−産出分析」に関する研究プロジェクト

• 清水雅彦・池田明由『接続国際I-O表に基づく分析視点と手法』慶應義塾大学産業研究所,1996年3月

• 新井益洋・石田孝造・桜本光・清水雅彦「巨大都市の経済構造分析」『KEO実証経済学』, 慶應義塾大学産業研究所,KEOモノグラフシリーズ,No.6,1995年3月

　
• 新井益洋・石田孝造・桜本光・清水雅彦「巨大都市東京の産業連関分析−1985年と1990年　の東京都地域間産業連関表から見た東京都経済の特徴−」環太平洋産業連関学会,立正大学,1995年10月

(1) 東京都、その他地域の２地域分割による地域間表
(2) 昼夜間人口ギャップの影響を分析できる表
(3) 本社部門の特掲
(4) サ−ビス部門の拡充（東京のサ−ビス産業を詳しく分析するため）

(1)現在市場経済化を目指しているが経済システムが相対的に異質的と考えられる為
(2)経済統計の体系化、整備化が不十分と考えられる国への経済分析適用の方法論開発の為
(3)(1)との関連で計画経済への産業連関分析の応用範囲の限界を探る為

�X.「国際貿易・直接投資」に関する研究プロジェクト

• 佐々波楊子　他(1995)，『為替変動に対する日本企業の価格行動に関する調査研究』財団法人産業研究所
• 佐々波楊子・浦田秀次郎・河合啓希、木村福成解説(1996)，『内外価格差の経済学』東洋経済新報社
• 木村福成・河合啓希・田中　巌(1996)，「内外価格差と貿易障壁：価格データを用いた実証分析」『三田学会雑誌』

�Y.「環境」に関する研究プロジェクト

• 柴田徹志・吉岡完治・松岡秀雄(1996)，「太陽発電衛星に係る環境負荷について」『第15回宇宙エネルギーシンポジウム』宇宙科学研究所
• Watanuki, K. and Yoshioka, K. (ed.)(1996), {\it Global Environment and Human Activity,} Perspectives of Advanced Technology Society 4, Maruzen Planet Co.,Ltd.
• 池田明由・菅　幹雄・篠崎美貴・早見　均・藤原浩一・吉岡完治(1996)，『環境分析用産業連関表』慶應義塾大学産業研究所モノグラフシリーズ No.7.
• 菅　幹雄・石川雅紀(1995)，「環境分析用産業連関表の応用(6)――故紙リサイクルの実証分析――」『イノベーション \& I-O テクニーク』第6巻1号
• 池田明由・石川雅紀・菅　幹雄・藤井美文・吉岡完治(1995)，「環境分析用産業連関表の応用(7)――鉄くず・高炉スラグ・フライアッシュ利用のシミュレーション――」『産業連関――イノベーション \& I-O テクニーク――』第6巻2号
• 池田明由・早見　均・吉岡完治(1995)，「第1章　自動車生産のマテリアル・エネルギー波及とCO2 負荷」『生涯環境影響調査方法の開発報告書　平成7年』（社）産業環境管理協会
• Hayami, H., Ikeda, A., Suga, M., Wong, Y.C. and Yoshioka, K. (1996), "The CO2 Emission Score Table for the Compilation of Household Accounts",Keio Economic Observatory Review,No.8.
• Hayami, H., Ikeda, A., Suga, M., Wong, Y.C. and Yoshioka, K. (1996), "Application of the Input-Output Approach in Environmental Analysis in LCA", Keio Economic Observatory Review, No.8.
• Hayami, H., Ikeda, A., Suga, M., Wong, Y.C. and Yoshioka, K. (1996), "A Simulation Analysis of the Environmental Effects of Energy Saving Housing", Keio Economic Observatory Review, No.8.
• Fijiwara, K., Hayami, H., Ikeda, A., Suga, M., Wong, Y.C. and Yoshioka, K. (1996), "Recommending the Use of Blast Furnace Cement to Reduce CO2 Emission", Keio Economic Observatory Review, No.8.

�Z.「不確実性下の経済行動」に関する研究プロジェクト

• 岩田暁一(1996)，「オプション取引における市場流動性」『商品取引所論体系9』全国商品取引所連合会
• 砂田洋志(1996)，「商品先物オプション市場におけるデルタヘッジング」『商品取引所論体系9』全国商品取引所連合会
• 岩田暁一・砂田洋志・熊谷善彰・新井　啓(1995)，『「野菜市場の商品先物取引上場に関する可能性」に係る調査報告』前橋乾繭取引所
• 砂田洋志(1995)，「日本の株式市場における曜日効果」日本統計学会で報告
• 藤原浩一・砂田洋志(1995)，「大豆先物市場におけるHedge Slippage Costについて」日本統計学会
• 砂田洋志(1996)，「商品先物オプション市場におけるデルタヘッジング」日本ファイナンス学会で報告
• 新井　啓(1995)，「先物市場における証拠金の機能」KEOセミナーで報告
• 熊谷善彰(1995)，「株価とカオス」KEOセミナーで報告
• 岩田暁一(1995), "An Option Premium Model with Heterogeneous Expectations," 関西経済研究所センター・ファイナンス・フォーラムで報告