コンピューター講座

産業研究所では、慶應義塾大学パネル調査共同研究拠点と共催で、主に経済・経営分析等をおこなう学生を対象としてコンピューター講座を開催します。本年度は、統計分析パッケージStataを利用して、統計データ分析の技術を習得するための基礎講座を開講します。Stataは、経済・経営分野はもちろん、医療統計や生物統計などの幅広い分野で利用が進んでいる統計分析用ソフトウェアーであり、データセットの構築から記述統計表・グラフの作成、各種統計分析、さらには分析結果の作表作業までを一貫して行える点が強みといえます。このソフトウェアーで、授業のレポート程度の初歩的な統計処理から、海外の学術誌で用いられるような高度な分析までカバーすることができます。本講座では、理論的な側面よりも、実践的な側面を重視し、実践的な観点から講義と実習を行います。

産業研究所コンピュータ講座サイト

これまでの取り組み

平成13年度までは、Fortran言語を用いたプログラミング(配列、関数、サブルーチン、文字処理など)の習得について、講義および演習を行っております。講座の参加者には、当研究所編『コンピューター講座 教材』(三田計算機室でのFortranの利用方法、パソコンの構成・動作メカニズム、パソコンの基本ソフトの説明など)、『コンピューター講座 テキスト』(Fortran講座におけるテキスト、様々な例題など)、『Fortran77文法リファレンス』および実習の課題集などを配布しております。

また平成14年度から平成17年度までは、回帰分析の基礎理論と統計処理ソフトTSPの実践的活用方法について習得する講座を開催しております。この講座では、データの収集に始まり、データ加工、分析、結果の読み取り、結果レポートの作成といった計量分析の一連のプロセスをマスターすることを目的として、計量経済学の理論に関する講義とパソコン演習を並行して行っております。

2002年度(平成14年度)実施概要
2003年度(平成15年度)実施概要
2004年度(平成16年度)実施概要
2005年度(平成17年度)実施概要